ＦＸを行う上で使用するのは、外国為替というものになります。
この外国為替レートの比率が、ＦＸでは重要なのです。
まず、英語で外国為替レートというのは、　Exchange Rate（エクスチェンジレート）と呼ばれています。

この外国為替レートというのは、為替相場や通貨のレートのことなのですが、
このレートは基本的には市場にて決定されています。
この市場で決定されたレートの比率を見ながら、為替を売り買いするものをFXと呼んでいます。

よくニュースなどで耳にするのが　１ドル＝１００円という言葉です。
１ドルが一時期は７０円台にまでなったことも記憶に新しいかと思いますが、
つい数年前までは、１ドル１２０円というときもありました。

この為替レートというのはその国の経済状況の変化で変動しています。
日本で東北の震災があったときには、１ドル７０円台になりました。
「日本はこれからどうなってしまうのだろう」と思う人が多く、日本円の価値が下がってしまったのです。

もう少し古いところまでさかのぼると、アメリカでテロ事件があった時には、１ドル１２０円にまでなりました。
これは、「アメリカがこれからどうなってしまうのだろう」と思う人が多く、アメリカドルの価値が下がったのです。

ですから、たとえばどこかの国で戦争が起きたときなどは、
「その国はどうなってしまうのだろう」と不安に思った人たちがその国から離れてしまうというような感じで、
通貨の価値が下がってしまうのです。

逆に、日本ではアベノミクスが騒がれ、「これから日本はよくなっていくだろう」と期待をする人が増えました。
ですから、急に日本円の価値が上がり、１ドル１００円を超えたのです。

その国にとっていいことが起こると予想されれば、その口の通貨の価値は上がり、
これからが不安というような材料を抱えてしまった時には、その国通貨の価値は下がるのです。
これが、為替レートが上下する仕組みの中の最も多くな部分でしょう。

この他にも、各国の雇用統計などの発表もあったりしますので、
このような指標が出るときにも為替レートの変動率は高くなります。